世田谷区 男女共同参画センター「らぷらす」主催にて 女性起業家向けセミナーとして
『起業における不安や心配をどう乗り越える? ~トラブルやリスクを減らすためにできること~』
というテーマで登壇いたしました。
このテーマについては、内閣府 男女共同参画局により女 性 版 骨 太 の 方 針 2 0 2 5(女性活躍・男女共同参画の重点方針2025)の中で、「女性起業家へのハラスメント」対策が盛り込まれたことを受けて今年初めて、企画、開催されたものです。
内閣府 男女共同参画局により女 性 版 骨 太 の 方 針 2 0 2 5(女性活躍・男女共同参画の重点方針2025)の中では主に下記のような内容が規定されており、特に女性起業支援においては、大きく下記の2点が言及されています。
1.女性がアクセスしやすい男女共同参画センターで等での起業支援で地域の事情に即したネットワークづくりや先行事例などとつながることなどで女性の裾野の拡大
2.女性起業家へのハラスメント対策

この骨太の方針策定のためにヒアリングを兼ねて実施された、「地域で輝く女性起業家サロン」第3回目の男女共同参画センター横浜「フォーラム」での意見交換会では、私も参加させていただいています。

世田谷区男女共同参画センター「らぷらす」でも、20年近く女性起業支援に取り組み、「起業ミニメッセ」などの出店イベントを開催するなどされてきており、女性起業準備セミナーも10年前から、中小企業診断士・ITコーディネーターの吉枝ゆき子が講師を担当させて頂いていますが、
今年度、この内閣府の指針を受けて、6月の「女性起業ファーストステップ講座」として開催し、
7月には『起業における不安や心配をどう乗り越える? ~トラブルやリスクを減らすためにできること~』というテーマでお話ししました。

ただ、実際に日々女性起業家の方から相談を受ける中では「ハラスメント」への不安に直面されている例は少ないという実感もありますため、起業全般で行動を起こすにあたって感じる心配や不安をどのように乗り越えるか、リスクをどう減らすために事前にできること、といったテーマ設定をご提案して開催しましたところ、定員20名を超えて23名の方のご参加をいただきました。
事前ヒアリングで見えてきた起業にあたって感じている不安
実際の開講にあたっては、事前にお申込み希望の参加者の方から「起業にあたって感じている心配や不安について」ヒアリングをしましたところ、大きく分けて下記の点を挙げる方が多かったです。
- 起業について集客の不安
- 店舗やサロンなど固定費をかかえるチャレンジへの不安
- SNSでの発信機会による個人情報や家族への影響などの不安
起業のステージについてのヒアリングでは「起業済み」と「起業準備中」との区分の記載を頂いていたところ、「起業準備中」にチェックを入れていた方が半数近かったのですが、実際に、会場で意見交換などを伺っていると、多くが既に何かしら起業スタートされており、ただ「まだまだ起業といえるレベルではない」という慎重派な方が多かった印象です。
トラブルやリスクを減らすためにできること
収益を確実にするためにできる支払いや請求のタイミングやよくありがちなトラブルからの契約の重要性など、事例も含めつつ、どのようなことができるかについてお話ししました。リスクやトラブルは完全にゼロにすることは不可能です。コントロールできるリスクとそうでないリスクに整理し、リスクをいかに減らすか、起こった時に影響を最小限にできるか、そんな整理が必要であることについてお伝えしました。
ハラスメント対策や契約トラブルの予防となると、弁護士の方がご専門ですが、実際に対処方法としては、ビジネスモデルの形で対応できることも多くあります。
資金が限られ、スモールステップで起業することが多い女性の起業の支援実績が私自身は多いですが、スモールステップでも店舗を持ったり、店舗を増やしたり、スタッフをかかえるようになるなど確実に大きくしていく事例があります。
私自身の経験事例からの対処策
私自身、起業して19年近くになりますため、いろんなトラブルになりそうな場面はいくつか経験していますが、大きなトラブルにならないようなリスク回避は都度行ってきたかと思います。
交渉において条件について確認したり、やりとりをメールなどに残る形にしておくことで誤解が解かれたこともありました。
メンタル面での不安や心配の乗り越え方
起業していっている方は、不安や心配を気持ちの面で乗り越える力が強いと感じています。集客できなかったらどうしよう、同業者に何か言われないか、そうした不安は、その不安の正体に向き合えると意外に小さな不安であることに気づくこともあります。
不安な気持ちは「おばけ」のように実態が分からないからなんとなく怖い、もあれば、以前に怖い想いをしたことがあるから「怖い」と感じるものと2種類あります。
起業やビジネスは「正解」がない世界。既にビジネスを大きくしている先輩の女性起業家さんも、実は不安や迷いを感じるのは当たり前なんです。
意見交換をしながら、自分の不安や心配はどこにあるのか、明確にしていけば対処方法が分かります。

ビジネスをするにあたって、経営者のモチベーションこそが推進力。
自分が気持ちよく、仕事を前に進めたくなる状態を目指していくコツなどもお伝えしました。
女性起業家がハラスメント対策として知っておくべきこと
ハラスメント対策としては、「ハラスメント対策」の東京都の相談機関や対策への取り組み、フリーランス新法などで、どのような権利が守られているか知っておくこと。顧客とのトラブルが合った時の国の相談先、などの、泣き寝入りすることがないための情報武装としてお伝えしました。
交渉力を高めるためにビジネスを強くする
不利な条件をのまされたりすることがないようにするためには、ちょっとした「交渉術」も知っておく必要があります。
また、ビジネスを強くすることで「対外」「交渉力」を高めることができます。差別化された真似されにくい魅力的な商品サービスを持つことは、取引先との交渉力にも直結します。
一般的な国の中小企業支援の取り組みの中でも「下請けいじめ」を取り締まるような取り組みもされていることもお伝えし、法的な対処や監視の仕組みはあるものの、ビジネスを強くすることは目指す方向性の一つとしてお話ししました。
これまでの女性起業塾修了生さんのご参加も

これまで毎年開催されていた女性起業塾の修了生さんからのご参加も目立ちました。
いざ、起業しようと思ったものの、いろんな気がかりなことをどう解決していけばいいのか、迷っている方も多かったようです。
なんと8年前の受講生で行政書士の浅見さんも。
当時、お辛い状況で相続のトラブルを抱えていた女性起業家さんから別所でご相談を頂いていたことから、信頼できそうな浅見さんをご紹介した経緯がありました。
それをきっかけに、相続手続き方面のお仕事へと目標を定められたのだそうで
そんな嬉しいご報告をいただきました。
コクヨのエンディングノートと遺言作成ノートを
見せて頂きました。
女性起業セミナーでお話しする時は
いつも、人生を変える仕事、と思って続けていますが、
高齢化で一人暮らしの女性も増える中、相続も事前の準備がほんと大事。
色んな心配な事例も聞くので
誠実に良いお仕事される専門士業の女性が増えてくれると安心です。
主催者の方からのご感想
アンケートからも、大変ご好評をいただいたことがうかがえます。
「考えたこともなかったリスクを知ることができた」
「モノやサービスが売れるために必要なことを学ぶことができた」
など、参加してよかったというお声が多数寄せられました。今回、このようなテーマで講座を開催したことで、
参加者のニーズの高さを改めて実感いたしました。今後の事業を組み立てていくうえでも、大変参考になる機会となりました。
改めまして、このたびはご協力いただき、誠にありがとうございました。









