昨年度に引き続き、
今年とも JICA国際協力機構様主催
「ジェンダーの視点に立った漁村開発(水産起業支援)」視察研修にて 女性起業UPルームの女性起業支援についてお話ししました。
・女性ならではの起業のハードルになっていることや課題。
・女性起業家たまご塾が他の起業塾と何が違って、成果を出しているのか。
・女性起業家の事例について
お話しした後、
私なりの「水産業における日本の市場における可能性について」
お話ししました。
水産業の起業と農業の起業は似通っている点もあり、
農業の生産者さんが、道の駅や直売所やマルシェなどを通じて直接顧客と取引するような形や
農家さんカフェのような6次産業化に成功したり
ブランド化に成功した事例なども出てきていました。
急速に広がってきましたので
それに倣うことが一つの考え方ですが
一方で、農業と違って、作り手さんのこだわりによって生産物の違いを出しにくい部分もありますね。
同じ港に水揚げした魚は、その質の違いは、出しにくいですから。
(中には、水揚げした後の処理の仕方などで、魚の味の違いを出している漁師さんも一部にいらっしゃいますが。)
日本では、
本来、魚が好きだし、身体にいいことも知っている。
「魚を食べたい」「食べさせたい」という需要があるももの
一方で
「骨があると食べない、子どもも増えている」
「内臓の処理など 調理が苦手な女性が増えている。」
「ゴミ処理や調理後のグリルの汚れなどが敬遠されて、『焼くだけ』の状態で提供されることを望んでいる」
というお話しをしました。
また、飲食店向けに新鮮な魚を卸すようなサイトも人気が出てきており
IT活用の拡がりの可能性が残されているというお話しもしました。
横浜の女性経営者の「さくら工房」さんが開発・販売されているこんな ドライフードのご紹介もしました。
意見交換の時間では
「魚を切り身にして、加工して売ったら、高くなってしまうのでは?」
「日本女性が魚を料理したがっていないのは分かったが
では、男性が料理したらいいのでは?
もしくは、レストランで外食したほうがいいのでは?」
などのご質問も出ましたが
「核家族で 魚丸ごとより、一切れ単位のほうが買いやすく
その位の量であれば、健康に良いなら多少高くても購入する層がいること。」
「日本の女性は 外食に後ろめたさがあり、調理だけ家庭でするスタイルが人気であること。」
などお話ししました。
カルチャーの違い、
また、生産者と消費者の立場の違いで 意見交換することは
お互いによい刺激になり面白いです。
大変有意義だったとの感想をいただきました。
投稿者プロフィール
- ITコーディネーター(経産省推奨資格)、ウェブ解析士上級、SEO対策1級、中小企業診断士2021年経済学、経営法務科目合格
(独)中小機構販路開拓アドバイザー、中小企業庁中小企業119登録専門家、神奈川県産業振興センター、千葉県産業振興センター、全国商工会議所登録専門家。各所で、起業相談、HPの改善アドバイスや女性起業セミナー、ネット集客セミナー講師。「結果を出す」にこだわり、幅広い分野のクライアントで集客改善事例多数。
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