生成AIに訊ねて、選ぶ商品やサービスを決める時代が本格化しています。
私がサポートしているHPでも「生成AIに勧められて」
というきっかけでのお問合せや申し込みが入ったという声がよく聞かれますし
Shopifyの購入でも「ChatGPTをきっかけに閲覧された」との履歴のある購入が確認できました。
生成AIに推奨されるためにやるべきこと
自社サイトをちゃんと持つ
生成AIに推奨されるサービスやブランドになるためには、まず自社サイトが欠かせません。生成AIが推奨するにあたっては、生成AIに信頼される必要があり、note や Instagramや アメーバブログなどSNSだけの発信では運営者情報が不明確なことが多く推奨されるサイトになることは難しいでしょう。
自社サイトがあるということは、信頼されるビジネスであるために必要なことです。
基本的なSEO対策を取る
生成AIにSEO対策はもう必要ないのではないか?と考えるのは間違いです。
生成AIは学習済みのデータだけで回答しているわけではありません。質問に対して、最新の適切な情報を整理して回答しようとしますので、生成AIも「検索」をします。
生成AIに見つけてもらうためにも、SEO対策は基本中の基本の施策になります。
これまで、ちゃんと『軸を持ったSEO対策』を取ってきた方のホームページは、生成Aにそのまま推奨されるサイトになっている例が多いです。
コンテンツSEOを生成AIに任せてやろうとすると失敗する
『軸を持ったSEO対策』に取り組んできたホームページは、生成AIに推奨されると書きましたが、検索からのアクセスがこれまで多かったのに生成AIに推奨されなくなるホームページの多くは、テクニカルな「コンテンツSEO」に偏りすぎてきた例が多いです。
「コンテンツSEO」とは、顧客が情報収集段階で探しているノウハウ記事をコンテンツとして大量に発信することでアクセスを集める形のSEO対策です。
ご存じの通り、一般的なノウハウ記事は、生成AIにとって変わられやすい内容なため評価されづらいのですね。
生成AIが価値を認める記事「E-E-A-T」を意識した記事を積み重ねる
生成AIが学び終えた一般的なノウハウ記事は評価されない代わりに、生成AIが評価する記事があります。それは「E-E-A-T」という頭文字で表現される内容のもの。
E-E-A-T(イーイーエーティー)とは、GoogleがWebサイトやコンテンツの「品質」を評価する際に重視している4つの評価基準の頭文字をとった概念です。
- E:Experience(経験) 実際に体験・経験した一次情報(実体験やレビューなど)が含まれているか。
- E:Expertise(専門性) コンテンツの作成者が、その分野に関する高度な知識や技術を持っているか。
- A:Authoritativeness(権威性) 「この分野ならこの人・このサイト」と、他者や社会から認識・評価されているか。
- T:Trustworthiness(信頼性) サイトの情報が正確で安全であり、ユーザーが安心して利用できるか。
特に中心となるのは「Trustworthiness(信頼性)」です。独自の体験(Experience)や専門知識(Expertise)を活かした正確な発信を続け、周囲から評価を受けること(Authoritativeness)で、結果としてサイト全体の信頼性が高まります。
これらの記事は、従来のSEO対策においても独自性、差別化に重要な内容なため、私自身のコンサルティングの中ではSEO対策として注力して積み重ねるべきコンテンツとしてアドバイスしてきた内容のものでもあります。生成AI時代にシフトしてもスムーズに生成AIに推奨されるサイトになっている例が多いのは、それが効果を生んでいると考えています。
どんな専門性を持った誰が発信しているのか、が重要
上記で解説した E-E-A-T の重要性にも絡みますが、生成AI対策でSEO対策以上に必要になっているのが、「誰が、どんな専門性を持って発信している内容なのか」ということを正しくGoogleや生成AIに伝えることです。
偉そうにアピールしたくない、個人情報を出したくない、顔出ししたくない、スタッフに将来的に任せていけるように社長の個性をアピールしすぎないほうがいいのでは?、そんな考えから、発信者情報やプロフィールページを重視していない例は多くあります。
YMYL(人生・お金・健康)に関するキーワードを選ばない方が良い理由
YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった言葉です。
人生の大きな決断やお金、健康に大きな影響を与えるキーワード(YMYL)は、対策キーワードとして選ばないことを推奨します。
理由は、Googleの評価基準が非常に厳格であり医療機関、士業、官公庁、大企業など、社会的信用と専門性がすでに極めて高い組織が優先して評価されます。個人や中小サイトでは上位表示が困難なことが多いのです。ただ、逆に国家資格などを持っている場合、医師や理学療法士や看護師など、専門知識を持っている人の発信であるのであれば、それを伝えつつ発信することは、個人や中小サイトでも攻めやすい分野になる可能性があります。
SNSやGoogleマップ、複合的な発信が必要な時代
これまで自社のホームページのSEO対策で順調な集客ができていた方ほど、SNSの発信をされてこなかった方も多いです。これまではGoogleに評価されれば検索上位に上がり、集客に困らなかった。けれど生成AIに推奨されるには、それだけでは足りません。
生成AIは、Google以上に多くの情報を元に多面的な外部評価も含めて推奨する会社や商品、サービスを選びます。
自社での発信情報に加えて、外部からの評価、口コミ、言及なども評価指標に入ってきています。
自分でコントロールできる自社サイトや自社のSNSアカウント、Googleビジネスプロフィールが重要なのはもちろんですが、
他者からの評価も合わせて評価されることは認識して発信媒体を増やしていくことが必要です。
逆にGoogleマップとInstagramなどのSNSだけで集客できていた飲食店などの業界においては、自分でコントロールできる自社サイトを持つ重要性が増していると考えています。。
生成AIに推奨されるには「ポジショニング戦略」が最重要
最近のご相談事例の中では、
「検索順位では上位表示されているのに、生成AIの推奨に入って来ていない例」
がある、一方で
「検索順位では、大手かなわず上位表示できていないのに、生成AIの推奨に入ってきている例」
が出てきています。
その成否を分けているのは何か、を突き詰めていくと「ポジショニング戦略」がうまく効を奏していると思われます。
生成AIは、質問する人の「価値判断」に沿った回答をしようとしますが、最初から決め打ちで何かの店舗や会社を推奨したりはしません。
「こんな判断基準で選べば このお店、こんな判断基準で選べば、このお店」
といった形で、概ね3つ程度を推奨してくることが多いです。
この「3つ程度」という数字にも生成AIなりの理由があるようです。
これについては、「生成AI対策に必要な『ポジショニング戦略』」というタイトルで東京都中小企業診断士協会 城南支部のHPのコンテンツ記事としてコラム記事を書きました。
近く公開されますので、掲載されましたらご案内いたしますが
ここに中小企業規模の会社であっても、その良さが活きるサービスや商品を提供することで差別化された独自価値が出せていれば、生成AIに推奨されるチャンスが生まれていると考えています。
これまで以上に、小手先のテクニカルな技法ではなく、ビジネス戦略から集客を考える。
私が提案している 「集客起点ビジネス構築法🄬」は、生成AI時代において本筋を外していないと考えています。



